ブランド価値 brand value 2004 8 16
「チューハイ戦争におけるブランド価値」
チューハイと言えば、
キリンの「氷結」シリーズでしょうか。
このシリーズは、チューハイにおいて、
「ブランド価値」を築いたと思います。
この「ブランド価値」が弱いと、どうなるか。
やはり、安売りをすることになるでしょう。
現在、チューハイは、各社から、似たような商品が発売されて、
チューハイ戦争と言えるほど、激戦になっています。
ここで、紹介するのは、
メルシャンのチューハイです。
おそらく、多くの人が、
メルシャンがチューハイを作っていたとは知らなかったでしょう。
そういうわけで、「ブランド価値」がある「氷結」シリーズと比較すると、
メルシャンのチューハイは、
小売価格で、お店によっては、10円から30円くらい安い価格となっています。
「メルシャン 本搾りチューハイ オレンジ」
このチューハイのポイントは、
「糖類・香料・着色料」の不使用です。
また、オレンジ果汁が30%ということです。
実際に飲んでみると、甘すぎず、さっぱりとした甘さです。
また、果汁30%ということで、オレンジの味が、よくわかります。
しかし、単なるオレンジジュースではなく、
また、チューハイという味でもありません。
何というか、新しいジャンルのアルコール飲料の感じがします。
おそらく、女性向けのチューハイですが、
さっぱりとした甘さなので、男性にも向いています。
この記事は、メルシャンの宣伝のために書いているわけではありません。
あくまでも、「ブランド価値」について書いています。
やはり、「ブランド価値」が弱いと、
味は良くても、安売りをせざるを得ないということです。
「ブランド価値 + 仕入れ値 = 小売価格」
(注)
ここで紹介した商品名等は、各社の登録商標です。